アメリカ合衆国 車椅子バリアフリーガイド
連邦のバリアフリー法により、ホテル、公共交通、施設は段差なしの基準で統一されています。国立公園のAccess Passは生涯無料。最初に詳しく取り上げる米国の都市はニューヨークです。
車椅子で米国を旅する前に押さえておきたい3点。ホテル、公共交通、連邦施設はいずれも段差なしの法定基準を共有していること。America the Beautiful Access Passで、障がいのある方は連邦サイトに生涯無料で入場できること。そして主要美術館の多くは、到着時に車椅子の無料貸出と同伴者1名の無料入館を提供していることです。
全米共通の基本ルール
ホテルは一定数の客室にロールインシャワーと手すりを備えることが義務付けられています。新しい建物は正面入口が段差なしで、入口近くにバリアフリー駐車スペースが1台分以上確保されています。大手チェーンは予約時に客室タイプごとのバリアフリー設備を公開しています。
路線バスは段差なしが全米共通の基準で、展開式スロープと車体を傾けるニーリング機能を備えています。地下鉄や軽量鉄道のバリアフリー対応率は都市ごとに大きく異なり、ニューヨークは30パーセント台、ワシントンDCや西海岸の新しい路線は100パーセントに近い水準です。
連邦サイト、スミソニアン博物館群、ナショナル・モール、国立公園、記念建造物は、厳格な連邦バリアフリー基準で設計されています。多くの国立公園では、申し出れば未舗装路用車椅子の貸出があり、Access Pass保持者と同乗車1台は入場料が免除されます。
持っておきたいカードとパス
America the Beautiful Access Passは、入場料のかかるすべての連邦サイトで、保持者本人と同乗車1台の入場料が生涯無料になります。参加する公園で本人確認と障がいの証明書を提示すれば、その場で無料発行されます(郵送申請も可)。キャンプ場や付帯施設の料金も半額になります。
都市レベルの割引カードは主要都市にあります。ニューヨークのIDNYCは市民(観光客は対象外)に対し、主要美術館での1年間無料会員資格を付与しています。全米共通の障がい者カードは存在せず、各州発行の障がい者IDや医師の診断書、あるいは自己申告で割引が適用されるのが一般的です。
本ガイドの今後の展開
米国でまず詳しく取り上げる都市はニューヨークです。都市ハブ、障がい者割引の総合ページ、そして市内屈指の人気観光地10カ所それぞれの車椅子アクセス情報を用意しています。他の米国都市も同じ構成で順次追加していきます。
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