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エッフェル塔のバリアフリー

車いす利用者の入場方法、利用するエレベーター、各階の見どころ、そして本当に使える交通手段をまとめました。

エッフェル塔は、パリの主要モニュメントの中でも特にバリアフリー対応が進んでいる施設です。地上階から2階までは車いす利用者が完全に利用できます。最上階(3階)はバリアフリー対応していません。2階と最上階を結ぶ唯一のエレベーターが車いすには小さすぎるため、運営側は避難時の安全上の理由からこの制限を設けていると明言しています。

車いす利用者ご本人と同伴者一名は、認められた障害者手帳を提示すれば割引料金で入場できます。移動に制約のある方の受付は、西脚のセーヌ川側にあります。上階用のバリアフリーエレベーターは西脚、北脚、東脚から運行され、東脚にはチケット売り場と地上階内部に通じる専用のPRM(personnes à mobilité réduite)エレベーターがあります。

バリアフリートイレは敷地内の3か所にあります。東脚側の庭園(車いすリフトでアクセス)、1階のフェリエ・パビリオン、2階の土産物店付近です。塔には4本の脚があり、間違った脚に着くと砂利と石畳の上を大きく回り込むことになります。訪問前に公式サイトの構内図でルートを確認しておきましょう。

塔に最も近い完全バリアフリーの公共交通は、シャン・ド・マルス・トゥール・エッフェル駅のRER C線です。最寄りのメトロ駅2か所(6号線のビル・アケム駅と6・9号線のトロカデロ駅)は段差なし化されていません。RATPのバス路線がいくつかこの周辺をスロープ付きの低床バスで運行しています。

バリアフリー対応の概要

バリアフリーの詳細
項目詳細ステータス
バリアフリー対応の受付と入場
移動に制約のある方の受付は西脚のセーヌ川側にあり、チケット売り場まで段差なくアクセスできます。東脚には地上階内部への動線として専用のPRM(personnes à mobilité réduite)エレベーターがあります。
バリアフリー確認済み
地上階から1階・2階へのエレベーター
車いす利用者は西脚、北脚、東脚いずれかのエレベーターで1階と2階にアクセスできます。同伴者も同じエレベーターに乗車できます。当日はどの脚が稼働しているかが季節によって変わるため、受付スタッフが正しい脚にご案内します。
バリアフリー確認済み
最上階(3階)はバリアフリー非対応
最上階は車いす利用者および松葉杖利用者に明確に非対応とされています。塔側は避難時の安全上の理由を挙げています。2階と最上階を結ぶエレベーターは車いすが入りません。代替の昇降ルートはありません。
バリアフリー非対応
2階:全面的にバリアフリー
2階は屋内(ビュッフェ、店舗、バリアフリートイレ)と屋外(パノラマテラス)ともに全面的にバリアフリー対応です。車いす利用者が到達できる最高地点です。
バリアフリー確認済み
1階:3つのバリアフリー対応パビリオン
1階へは2階からエレベーターでアクセスします。フェリエ・パビリオンを含む3つのパビリオンが移動に制約のある方に対応しています。1階にはガラス張りの通路区間があり、車いすでそのまま渡ることができます。
バリアフリー確認済み
3か所のバリアフリートイレ
バリアフリートイレは東脚側の庭園(車いすリフトでアクセス)、1階のフェリエ・パビリオン(独自のエレベーターあり)、2階の3か所にあります。
バリアフリー確認済み
障害者割引料金
車いす利用者ご本人は障害者手帳または同等の証明書を提示することで割引料金になります。同伴者一名も同じ割引料金が適用されます(運営側は車いす利用者一名につき同伴者一名までを割引対象としています)。
バリアフリー確認済み
最寄りのバリアフリー交通手段
シャン・ド・マルス・トゥール・エッフェル駅のRER C線は段差なしです。最寄りのメトロ駅2か所(6号線のビル・アケム駅と6・9号線のトロカデロ駅)はバリアフリー化されていません。周辺を走るRATPのバス42、69、72、82、87番はスロープ付きの低床バスで、82番はトゥール・エッフェル停留所で西脚の受付近くまでお連れします。
バリアフリー確認済み
盲導犬・介助犬の取り扱い
運営側の公式バリアフリーページには盲導犬・介助犬の取り扱いに関する明記が確認できませんでした。介助動物と一緒に旅される場合は、訪問前に公式サイトのお問い合わせフォームから直接ご確認ください。
未確認

車いす利用者の入場場所

塔には北、南、東、西の4本の脚があります。移動に制約のある方の受付は、セーヌ川側の西脚にあります。そこからチケット売り場まで段差なくアクセスできます。

シャン・ド・マルス側からお越しの場合は、東脚に専用のPRMエレベーターがあり、地上階内部のチケット販売、保安検査、メインフロアにアクセスできます。車いす利用者にはどちらのルートも利用可能です。到着方向に近い側を選ぶのが基本です。

塔周辺の庭園は一部が石畳で、脚と脚の間の動線は必ずしも直線ではありません。当日はどの脚を使うか受付スタッフがご案内します。混雑緩和のため脚が交代で開放されることがあるためです。

どのエレベーターがどの階に行くか

4本の脚のうち3本(西脚、北脚、東脚)に車いす利用者が使えるエレベーターがあります。これらは地上階から2階まで運行します。2階で別のエレベーターに乗り換えると1階に行けます。

塔のエレベーターの動線は独特で、まず上に行ってから1階に下りる順序になります。1階のフェリエ・パビリオンには独自のエレベーターがあります。

最上階に至るバリアフリーの動線はどの脚にもありません。2階が最高到達地点となります。階段で代替できる経路もなく、これは2階より上に進む健常の来場者と同じ条件です。

2階の楽しみ方

2階はバリアフリーで到達できる最高地点で、車いす利用者にとっても最も見ごたえのある階です。テラスは塔をぐるりと囲み、望遠鏡、パノラマウォーク、手すり沿いのベンチがあります。屋内にはビュッフェ、土産物店、レストラン「マダム・ブラッスリー」があり、すべて車いすでご利用いただけます。バリアフリートイレは土産物店付近にあります。

セーヌ川、トロカデロ、シャン・ド・マルスを見渡すこの高さからの景色は、まさに象徴的なパリのパノラマです。薄手の上着をご持参ください。2階は夏でも風が通り、地上階よりはっきりと涼しく感じられます。一周歩いて軽食もとる予定なら、最低でも45分はみておきましょう。

1階の楽しみ方

2階のあとは、エレベーターで1階に下り、別の体験を楽しめます。1階には移動に制約のある方が利用できるパビリオンが3つあります。なかでもフェリエ・パビリオン(無線通信技師グスタフ・フェリエにちなむ)はパビリオン内に独自のエレベーターを備えています。

1階のガラス床区間は車いすに対応しており、そのまま渡ることができます。エッフェル塔の歴史展示と、グスタフ・エッフェルを描いた映像作品もこの階にあります。1階のレストランもエレベーターで利用できますが、上位グレードの店舗では事前予約が必須です。

最上階がバリアフリー非対応である理由

塔は公式ページで率直に説明しています。3階(最上階)は車いす利用者および松葉杖利用者に非対応です。塔側が挙げる理由は避難時の安全です。2階と最上階を結ぶエレベーターは、地上階と2階を結ぶエレベーターよりも明らかに小さく、車いすが入りません。

一般来場者が利用できる業務用や貨物用の代替エレベーターもありません。パリのモニュメントの最高地点を体験したい場合は、モンパルナス・タワーの展望台を検討してください。同タワーのエレベーターと展望エリアは最上階まで車いすでご利用いただけます。

バリアフリートイレ

敷地内のバリアフリートイレは3か所あります。1か所目は東脚側の庭園にあり、砂利のある地面から車いすリフトでアクセスします。2か所目は1階のフェリエ・パビリオン内で、独自のエレベーターでつながっています。3か所目は2階の土産物店付近にあります。

いずれも手すりとトランスファーに必要な余裕のあるスペースを備えた、専用のバリアフリートイレです。塔の足元周辺で過ごす時間も予定しているなら、シャン・ド・マルス・トゥール・エッフェル駅でRERから降りた場合は東脚側の庭園のトイレが最寄りです。

割引料金と同伴者

塔は車いす利用者向けの割引料金を設定しています。車いす利用者ご本人と同伴者一名はともに割引料金で入場できます。運営側は割引対象となる同伴者を一名までに制限しています。割引を利用するには、チケット売り場で障害者手帳または同等の公式書類を提示してください。

他国発行の手帳をお持ちで、フランス語または英語で書かれていない場合は、翻訳の携行をおすすめします。パリ観光局の実務的な案内では、最近の医療機関の便箋に書かれた診断書(可能であれば翻訳付き)もバックアップとして認められています。4歳未満のお子さまは、障害の有無にかかわらず無料です。最新の料金と適用条件は、塔の公式バリアフリーページに掲載されています。

アクセス方法

塔の近くで段差なしの鉄道はRER C線だけです。シャン・ド・マルス・トゥール・エッフェル駅で下車し、セーヌ川側の歩道を西脚の受付までお進みください。最寄りのメトロ駅は6号線のビル・アケム駅と6・9号線のトロカデロ駅ですが、いずれも路面からホームまで段差なしで結ばれていないため、車いすには適していません。

塔近くに停まるRATPのバス路線はおおむね段差なしで、展開式スロープを備えています。バス42、69、72、82、87番はいずれもこの周辺を走り、82番のトゥール・エッフェル停留所が西脚の受付に最も近いです。バスやRERが使いにくい場合は、バリアフリー対応タクシー(パリには車いす対応の専用車両があり、事前予約が可能)が中心部からの最も確実な手段です。

予約方法

エッフェル塔ではオンラインの事前予約が強く推奨されており、現地の繁忙期は車いす利用者向けの動線が必ずしも一定でないため、なおさら重要です。塔の公式サイトをご利用ください。階段ではなくエレベーター利用のオプションを選択します。

障害者料金のチケットを予約する際には、当日提示する障害証明書類を入力すると、システム上で同じ割引料金の同伴者一名を追加できます。健常の同伴者やご家族を通常料金で同行させたい場合は、別途大人料金で予約してください。一日のうち最初か最後の時間枠が最も列が短く、夏の昼ごろが最も混雑します。

車いす利用者向けの実用ヒント

薄手の上着をご持参ください。2階は風が通り、夏でも地上よりはっきりと数度低く感じられます。出発前にスマートフォンを充電しておきましょう。エレベーター待ちと2階の周遊は、想定より時間がかかることがあります。

塔の足元の庭園は一部が石畳で、脚と脚の間の動線は必ずしも直線ではありません。RER Cで来られる場合は西脚の受付、シャン・ド・マルス側から来られる場合は東脚のPRMエレベーターというように、到着方向に最も近い脚から入るのが基本です。

東脚側の庭園にあるバリアフリートイレは車いすリフトでアクセスし、係員が不在の場合はインターホンで呼び出す必要があります。1階の「マダム・ブラッスリー」と2階の「ジュール・ヴェルヌ」のレストランは事前予約が必要で、いずれの厨房もバリアフリー対応です。

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